しっくす・せんす

 結局、全く勉強しないまま模試を受けた。おまじないに参考書を枕の横に置いて寝たけれど、多分なんの効果もなかったと思う。
 (受験料5千円がもったいない…)
 マークシート式なので、自分のしっくす・せんすを頼って解答欄を塗りつぶす。
 記述式なら解答欄が真っ白になるとこだった。マークシートは楽でいい。
 ひたすら塗りつぶす作業をしながら、ふっと自分のセンター試験のことを思い出す。
 ああ、あのときの生物の問題は最悪だったなぁ。
 なんせ、予備校の先生が「現役生には解けないし、浪人組でもとけるかどうか…」とおっしゃられた問題であったのだ。あのときも自分のしっくす・せんすのみを頼りに解答欄を塗ったんだよなぁ…今までがんばって勉強してきたのに、この仕打ちはなんなんだ?!と逆ギレしていたような気もする。大学に合格したから言えることであるが、今となってはあのセンター試験も懐かしい。
 
 
 家に帰って自己採点してみたら、ちょっきり6割取れていた。
 あのときの生物も6割取れていた気がする。


 と、いうことは自分のしっくす・せんすの精度は6割ということ??
 いざというとき、頼りになるようなならないような微妙なところだな…
 とりあえず、国家試験の勉強はちゃんとやらなきゃまずいことがよく分かった。