ギリギリ

 卒論提出まできっちり2週間。
 現在、予定の3分の1しかできていないよー
 卒論以外の課題もあって、どうしよう??
 連日、あまり成果のないまま睡眠時間を削っているため、なんか頭がぼーっとしてキーボードをマトモに打てなくなってきた。
 ゆびが、私の指が、言うことを聞いてくれなくなってしまったの!!
なんて、バカみたいに叫びたい心境。
 いや、叫ばないけどね。叫べる勇気を誰かください。

 いい加減、卒論を何とかしないと…と気持ちだけは焦りながら図書館でぼんやり卒論に取り組んでいると、向かいにかわいらしい女子が座った。
 なんか緊張するなーなんて思っていたのだけど、彼女、真っ赤な顔でごほんごほん咳をし始めるじゃありませんか!!しかも、口を押さえないでやり放題。静かな図書館でこんな暴挙に出るとは…!!
 …ちゅうかあんた、口くらい押さえんね!うつるやん!そんな真っ赤な顔してねぇでさっさ帰れ!
と、心の中で叱り飛ばすけれど、実際には何も言えない自分が悲しい。
 かえんにとって、他人の動作で許しがたいことの1つが「口を押さえずに咳・くしゃみをする」ことなんだよねぇ…。彼女がいなくなるまでイライラしっぱなしで結局卒論は進みませんでしたとさ。
 いくらかわいくても、許せん!(と、卒論が進まない理由を自分の外につくる)

 ああ、なんか喉が痛いよ…