シャーシャーシャー

関東に進出して初めての夏です。

住んでいる場所に問題があるのかも知れないけれど、セミの声をあまり聞きません。
本日、かの有名な「みーんみんみんみんみー」(きっとこんな感じ;)という鳴き声を耳にして「夏だなぁ」としみじみ感じた次第であります。


わが地元・九州にはミンミンゼミはほとんどいません。
かえんの地元で一番耳につくのは、「シャーシャーシャーシャーシャー」というクマゼミの声。これ、聞いたことがある人には分かってもらえると思いますが、とにかく音量がものすごい。しかも、ひっきりなしに「シャーシャーシャーシャー」。早朝に部屋の網戸にとまったクマゼミが鳴き始めた日には、最悪な寝覚めを経験することになります。虫に向かって「うるっさいわ!」と叫ぶ寝起きのもさっとした姿…いつかどこかで見かけても、白昼夢だと思って忘れるのが一番です。
そんなうるさいセミの鳴き声も、耳にしないとちょっと寂しい。

かえんにとっての夏は、「みーんみんみん」なんて牧歌的なもんではなく、「シャーシャーシャーシャー」といううっとおしく暑苦しいものなのです。