本屋にて

最近、啓発本が多い気がします。昔から頻繁にそういうコーナーを覗いていたわけではないので断言はできませんが。

「こういう習慣を続ければ成功する!」とか「こうすれば幸せな生活が手に入る!」ということを謳い文句にした本が多いようだ、と思いました。
考え方一つで目の前の世界が変わることはあると思います。今まで気づかなかったことに気づけば、「ああ、こんなこともあるのだな」と思い、それとは別の事象も今までとは違う視点で見れるようになる。新たな発見によって、人生までもが変わっていく…のかも。
こういう「今までとは違う視点」を持つきっかけを与えるような本が多く出ているということは、自分の世界を変えたがっている人が多いということなのでしょうか。そんな風に短絡に考えていいものかどうか分かりませんが、自分の人生を模索しながら迷いながら生きてる仲間(?)が多いと少し安心します。…悲しいかな、大衆から抜け出すことの出来ぬわが心情は。

そういう啓発本の前に、スーツを着たリーマン風の人が立ってると、「ああ、何かお悩みなのですね。よい答えが見つかりますように」なんて心の中で応援したくなります。が、ぼさぼさ髪で安っぽいTシャツとだぼだぼジーンズを着たヤツが立っててもさまになりません。「まず、ちゃんとした格好をすればいいのに」って思われるか、「ニートなのか…?がんばれよ」って思われるのが関の山ではないかと勝手に推測しております。
そういうわけで、啓発本に興味はあれども人の目を気にして手に取れないでいる自分であります。あれを手に取る勇気があれば、人生が少しは変わるのかな…。