勧誘

また、勧誘されてしまった。これで、4回目。


駅前の商店街を一人でぶらぶら歩いていたら、二人組の男に呼びとめられた。なんかしたっけ、とか思いながら立ち止まったら、「一緒に聖書の勉強をしませんか?」と言う。言葉に訛りがあって、話を聞いてると韓国から来た宣教師だという。葉書き大のチラシを取り出し、読んでみてくださいと言うから読んでみた(暇だったんだ)。…違和感があると思ったら、漢字が中国漢字である。日本語としておかしくない文章を書いているのに、なぜか中国風。もしかしたら、韓国風の漢字なのかもしれないが、とにかく、中国風漢字と平仮名の競演が面白くてにやにや笑ってしまった。にやにや笑っているのを相手がどう感じたかどうかは分からないが、「一緒に聖書の勉強をしたいです」と言ってくる。「別に教会に入らなくてもいいから、勉強したいです。私は聖書の勉強をして心が楽になりました」と。
仏教徒なので、いいです」と断ったが、「いや、宗教は関係ないです。勉強するだけです。30分くらい時間ありますか?」と粘ってくる。
「いや、ほんと、いらないです」とこっちが変な日本語になってしまいながら断ると、「そうですか。でもやりたくなったら連絡してください」とすごく残念そうに言われてしまった。
別に口実ではなくて、自分は本当に仏教徒で、仏教の教えに満足しています。と、説明したほうが親切だったかな、と別れた後に思った。


ただ、どうしてこう頻繁に見知らぬ人から宗教勧誘をされてしまうのだろう…?
そんなに悩みのあるような顔はしていないと思うのだけど。今日は特に、欲しかったカバンを手に入れてすっごく嬉しそうな顔をしていた(と、自分では思う)のに…。謎です。