松葉杖

 昨日の朝刊で高校文芸コンクールの結果が発表されておりましたね。あんなに大きく取り上げられているのは、読売が協賛してるからなのかなぁ。詩と短歌、俳句は全文掲載、小説は冒頭部が掲載されてました。すごいなぁ。なんとなく、かえんの高校時代の文芸部の方々がやたらと表彰されていたのを思い出します。新聞の写真の校長のまばゆい笑顔が印象的で、受賞した本人よりも喜んでいたように見えました。あれは、なんの賞だったのか…?(失礼)とにかく、校長ファンクラブ(仮)の我らが友人達と「あの写真の校長すっごくいい顔してるよね♪」ときゃあきゃあ騒いだという青春のひとコマの思ひ出。


 話が逸れました。なんで高校のコンクールの話なんぞ持ち出したのかというと、俳句の受賞作品のエピソードにいたく感動したからであります。
 ものすごく簡単に説明すると、広島のテニス部の高校生が膝を痛めて部活のできない松葉杖生活を3ヶ月間も強いられました。松葉杖生活中の国語の授業で俳句を作って、それをきっかけに俳句という表現方法に目覚める。今回の受賞作は、松葉杖から解放されたときの気持ちを詠んだものである…と。詳しく知りたい方は、ヨミウリ新聞でどうぞ。
 自分が足の骨にヒビを入れて、松葉杖生活となって2週間。たったの2週間で自分は手の平のまめが潰れただの、階段が登れないだのと言い、あげくに太ったのと文句を言っている始末。この受賞作品とそのエピソードを読んで、自分が恥ずかしくなると同時に、松葉杖から解放される喜びというものを共有できそうな気がして大いに感動したというわけです。いままで俳句を読んでこんなにも感動したことはなかった!高校生の彼女にありがとうと言いたいくらいだ。


 こういう記事をみると、まだまだ日本の若者だって捨てたもんじゃないなって気になります。あ、自分ですか?自分は転んで骨にヒビが入るような年寄りなので、捨て置いてくださいませ。ひきこもり万歳!!