ユメ十夜/オムニバス
DVDにて以前から気になっていた「ユメ十夜」を鑑賞。
端的に言うと、第一夜以外は面白かったです。
原作とは違うお話となってしまっているものもありましたが、それはそれでね、面白いんですよ。原作主義者は見ないほうがよいですが、かえんは物語として面白ければ大胆なリメイクもありだろって立場なので楽しめました。特に、第六夜はもう、爆笑でした!あの、運慶のお話が第六夜なんです。ここまできたらもう、笑うしかないというか…!
オムニバスだと、監督が違うとこうも違う映像や世界観が表現されるのか〜と映画の素人ながらに見比べができて楽しいですね。
でも、第一夜だけはどうしても受け容れられないなぁ…。
第一夜は高校時代の現国の教科書で読んで好きになった話でした。「ユメ十夜」が気になっていたのも、あの第一夜のクライマックスの美しい華を映像にしたらどう表現されるのかなぁ〜と思ったからなのです。でもさー。第一夜が実相寺監督って知った時からある程度は嫌な予感がしてたんだ…。
鑑賞後やっぱり、あの、ウブメの夏の映像化のときの裏切られた感が甦ってきましたよ…。華、出てこないじゃん!!!クライマックス、ダメじゃん!お話として成立してないじゃん!せめて、違う話でも良いから見てて楽しめる作品であればよかったのに…。
そうそう、誤解がないように!!監督ご本人が嫌いというわけではないですし、けなそうと思っているわけではありません。ただ、監督の作品がかえんの好みの映像ではないということです。これが好きな方がいらっしゃるのだということも忘れてはおりません。あしからず。
さて、バイトに行こうかな〜♪